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ヤンデレ


ヤンデレってむやみやたらと自傷やあるいは周囲に危害を加えるような
そんなイメージがあるじゃないですか
サクッと刃物を振り回すイメージ、鉈とか包丁とか鎌とか剃刀とか

 でも、なんかね
 他にもあると思うんですよヤンデレ
 精神面での依存的なヤンデレとか束縛拘束的な感じとか
 どことなくメンヘラと似通ってますけど、
 ヤンデレってまぁメンヘラの上位種じゃないの?
 みたいな

もっと身体に優しく自然と心に残酷なヤンデレが居てもいいと思うんです
僕はヤンデレは依存的な感じが好きで猟奇系は苦手でごんす
そんな感じで、短編を

 少女が一人、部屋にいた。
とんとん、と淀みなく包丁を操る少女は片腕がない。

 少女は一人、何かを切る。
とんとん、と軽やかに包丁を操る少女は表情がない。

「―――」

 少女は一人、言葉を呟く。
とつとつ、と穏やかに言葉を呟く少女は覇気がない。

 少女は一人、何かを紡ぐ。
ぽつぽつ、と鮮やかに言葉を紡ぐ少女は生気がない。

 俺は彼女をただ眺めていた。
眺める事しかできなかった。
走ることはおろか、歩くことも、
そもそも立ち上がることすらできない俺の選択肢に逃避は存在しない。

 いまの俺に脚は無い。

 俺は彼女をただ眺めていた。
眺める事しかできなかった。
殴ることはおろか、拳を握ることも
そもそも掲げることすらもできない俺の選択肢に抵抗は存在しない。

 いまの俺に腕は無い。

 俺はただただ、窓から入る光に無闇に照らされる少女の長い髪を、
その後姿を床に転がったままで見遣るだけ。

ボチャン

 と音がして赤黒いなにかが鍋に身を投じる。
温かな、料理が完成に向かってくのがわかる家庭の匂い。
そして微かに混じる生臭さ、腐臭。

「いま、できますからね」

 少女は、こちらを初めて振り返り。意味のある言葉を発する。
彼女がする眼帯、眼鏡越しに見えるそれには血が僅かに滲んでいる。

 小さな微笑に俺はなにも返す事なく彼女を見つめる。
ぐつぐつと鍋を掻き回し、しばらく蓋をして圧力をかけて煮込む。


「はいどうぞ」

 しばらくして、深い皿によそわれた芳しい香りの放つ彼女の『手料理』
寝転ぶ俺を起こしあげて、銀のスプーンですくってよこす彼女。

「いかがですか?」

 閉鎖したこの空間で、先も無く果ても無くとめどなく意味も無く
キリが無く、しょうのない話。
口に広がる彼女の一部品を飲み込んで俺は言う。

「死にたい」



 はい残念
 読むのは依存形でも書くのは猟奇系でした
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