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すごく空腹です


『作戦開始まであと……5』

 インカムから機会音声がカウントを始める。

『4』

 茂みの中、スコープ越しにこれから攻める要塞を覗く。

『3』

 傍らで待機していたニイが楽しそうに獲物を握って居るのが視界の端に入った。

『2』

 同様にトレースも獲物を握り、二人で山を駆け下りて要塞の方へ消えた。

『1』

 スコープの倍率を上げ、中心部にある部屋の出入り口へ照準を向ける。

『0』

 爆発。振動。潜入していたスーが仕掛けていた爆薬が起動した。
作戦開始の狼煙であり、同時に陽動。

「行くよ……」

 そして私は、爆発を受けて慌てて詰所から飛び出してくる兵士達の頭部に受かって
ライフルの引き金を引いた。

―――

「よぉーっつ、いつつーつ」

 少女の、幼く高い声が爆音と銃声の中小さく響く。

「なんなんだよぉぉぉぉっ!」

 同期が一人、隠れていたブロックから飛び出し
叫びながらアサルトライフルを撃ちまくる。
しかしそれは少女が持つ一本のグラディウスに全て弾かれる。

「がふっ……」

 そしてお返しとばかりに担いでいたマウザーM1918で撃たれ、
その男は空気の漏れるような音を出して粉々の肉片になった。

「化け物だ……、あのガキ共は化け物だ……」

 隣に居た男が蹲りガタガタと震えながら言い、
少女から逃げるように駆けて行った。

 そして、遮蔽物から飛び出た瞬間に頭をトマトみたいに破裂させて死んだ。
しばらく後、銃声が聞こえてきた。

「もう……駄目だ」

 上官が呟いて、銃を置き両手を挙げて少女のほうに向かった。
爆弾みたいな銃声と共に一瞬で粉々になった。

―――

「ニイ、そろそろ前後交代だ」

 右手にグラディウスを、左手に対戦車ライフル“マウザーM1918”を持ち
たった一つのかすり傷も負わずに虐殺を続けていた少女の後ろ、
殺し零しがないように控えていた少年がつまらなそうに少女に声をかける。

「ん……、もう?」
「あぁ」
「……わかった」

 
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