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女「おにい」男「いもーと」友「おとおと」幼「あねです」

「――と、言う訳で新入生諸君の入学を改めて歓迎申し上げる」

 そう締めて俺は礼をして司会進行をしている副生徒会長と入れ替わるように後ろの席に下がる。

「以上。おにい……、ではなく生徒会長からの祝辞でした。
 それではみなさんはこの後それぞれ教室に向かうわけですけれども、
 もし生徒会に興味がでた方はこの場を借りて少しだけ質問とかしてもかまいませんよ……ね? 先生」

 俺の代わりにマイクを持って新入生の前に立った副生徒会長は教師陣に伺うように首をかしげた後
肩をすくめる主任教師を確認して新入生に向き直る。

「なにかありませんか?」

 ざわめく新入生たちを見渡して、そして窮屈そうに新品の制服に身を包んだ生徒たちの一人が
周りを代表するように手を上げる。

「一つ、よろしいでしょうか?」
「はい、どうぞ」

「生徒会の皆さんはご兄弟かなにかなんでしょうか?」

 途端にしんとした空気の中、新入生がみな聞きたかったであろう事をその一年生は口にして。

「う~ん。ま、そんなものです」

 そう副生徒会長ははぐらかした。
――――

「あっはっはー、戸惑ってたね新入生」
「惑わしたのはお前だけどな」

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