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女「私が愛したのは父様だけ。私を愛してくれたのも、父様だけ」

適当に立てたらいつの間にか規制が解けてて立ってしまった。
すぐに落ちた
なんというか

 依存。それは私が父様にしている事だって言われた。
誰にだったか覚えていない、ちいさな頃の事だし。
当時は言われている言葉の意味もわかっていなかったから。
ただなんとなく、悪く言われているというのはわかって、
幼いながらに反発した覚えがある。

「君のお父さんは、異常者だ」

 反発して、反抗して。
子供の短い牙と鈍な爪で威嚇して、
それで面を食らった言葉しか覚えてない記憶の中の大人は
捨て台詞にそう言った。私の父様を異常呼ばわりした。
やっぱり当時は意味がわからなかったけど、
でもそれが悪い言葉、誹謗中傷であることは理解できて。
当時の私が思いつく限りの言葉でその大人を責め立てた。

 大人は、苦笑いを浮かべて消えた。
私の中にある、最も不快な記憶。

「父様……」

 最奥に仕舞ったはずの、最悪な記憶。
それを夢という形で見た私は起床を認識すると同時に父様を呼んだ。
どんなに小さな声でも、父様は私が呼べばすぐに返事を返してくれるから。

「どうした」

 父様は、そんな私の期待通りに
蚊の鳴く様な声量で口にした呼びかけに即座に反応してくれた。

「嫌な、夢を見ました」

 父様の声を聞いて、憂鬱な気分はもうほとんどが形を残していない。
けれど私は「なんでもないです」と答えれば父様はすぐ仕事に戻ってしまうとわかっていた私は、
会話を続けたくて飛んでいった憂鬱の手綱を引く。

「そうか……。安心しなさい、夢なんてすぐに忘れる」

 穏やかで、優しい声色に身を委ねる。
父様は、たかが夢などと適当にあしらったりしない。
常に私を思いやってくれる、真摯に受け止めてくれる。
どれだけ忙しくても、私の為なら作業の手を止めてくれる。
私が、父様に対してそうであるように。

「そうですね父様。もう、ほとんど覚えていません」

 嘘だけど。忘れられない記憶だけど。
でも、父様との会話に割り込んでこれるほど、強い記憶でもない。
むしろ結局最後まで的外れだったと嘲笑できる。

「ねえ、父様」

 起き上がり、肌着のまま父様に近寄りしだれかかる。
香水をつけたことのない、父様の匂いが鼻に触れる。

「なんだ?」

 父様は、私の頭を撫でながら微笑む。
言葉はぶっきらぼうだけど、とても優しくて繊細なその手が、私は大好きで。

「愛してます」

 私はもう幾度口にしたかわからない言葉を父様に向けて、
そしてキスをした。
私の世界は、全て父様でできている。
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全裸待機、あネクタイはしてますよ

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流石の変態紳士


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