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ハットトリック八音目

「くぅ……」

 会議が終わり、教室に鞄を取りに戻ってみると
彼女が俺の机ですやすやと心地よさそうに
微かな寝息を上げて眠っていた。
帰宅部且つなんの委員会にも所属していない彼女は
この時間に学校に居る理由など一つもない。
だから多分彼女は俺を待っていた、のだろう。
そして待っている間についうとうとと眠ってしまったのだろう。
俺の席は窓側なので午後になると暖かい日差しがよくあたり、
非常に睡眠欲を増徴させる位置になのだ。

「起こしにくいな……」

 呼吸に合わせて軽く上下する肩、
日差しと睡眠時の代謝の所為で額にはうっすらと汗が浮かび
前髪が張り付いている。
うつ伏せの体勢故に胸を圧迫されてるのか
たまに息苦しそうにしながらも表情は健やかで穏やかで。
そしてたまに色っぽさも垣間見えて。

「起きないと……」

 俺は自分の腕を枕にしてくーくーと眠る彼女に手を伸ばし、
熱の所為で少しだけ紅く色づいた頬を摘んで引っ張り上げた。
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  • このエントリーのカテゴリ : 五十音

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