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一割五音目

「お」

 朝、いつもより早く登校すると下駄箱に居た委員長が
目を丸くしてこっちを見ていた。
そしてすぐに面白い物を見つけた様な珍しいものを捕まえた様な
そんな形容し難い表情と笑みを浮かべて俺に近づいてくる。

「おはよう」
「……おはよう委員長」

 朝の挨拶と共に俺の頭頂部に手刀を入れてくる委員長。
俺はいつものこととそれを無視して挨拶を返し、
外履きから上履きへの換装作業に入る。

「貴様がこんな時間に登校してくるとはな、
 時計の見間違いでもしたか? 目覚ましの時間を間違えたか?
 たまには早く出ろと妹に蹴り出されたか?」
「どれでもない。単に早く目が覚めただけだ」
「だろうな、時間を間違えて焦ったという風ではないし
 目覚ましを間違えたら止めてまた寝るのが貴様だからな」
「はいはい、その通りですよ」

 履き替えた靴を仕舞い屈んでいた俺を見下ろしていた委員長に向き直る。

「で? 普段より四半刻も早く登校した気分はどうだ副委員長」
「……肌寒いだけでしたよ」
「馬鹿者」

 俺は二度目の手刀を受けた。
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