月火「私は、一人……なのかな」 2


月火「私は、一人……なのかな」 の続き


 結果はこうなったけれど、
変な決意を一時的にとはいえしてしまった。
ニコニコと採点してくれたなら僕もまだ穏やかな気持ちで
結果を待つことができただろうのに。

「うん? あ、あれは阿良々木君に少しでも長く
 緊張した状態を保ってもらう為」
「……へえ、それはそれは」

 ――随分と底意地の悪い事を、
とは思っても勿論続けはしないけれど……。
どんどん僕の周りの女子が恐怖の対象になっていってる。
これは良くない傾向だ、本気で対処法を探さなくては。

「でもそれだけじゃないんだよ?」

 僕が今後近い未来に実現しかねない
完全恐怖包囲網の打開策を練っていると
羽川は咳払いを一つ付いてそう始めた。

「唸ったり、首を傾げたりしてたのはね阿良々木君。
 なんでだろう? って、思ったからなんだ」

 羽川は極普通に、世間話のように、
心中に沸いた疑問を口にする。

「なんでこんなにできるのに今まで阿良々木君は勉強をしてこなかったの?」
「……あ~」

 突然の質問に言葉が詰まる。
――勿論、僕は今まで勉強をしてこなかった訳じゃない、
入学当初は頑張って勉強をしていた時期だってあった。
ただそれでもついていけなくなって落ち零れたのだ。
できるのにやってこなかった訳じゃなく、
できないからやれなかっただけなのだから。
きっとそれは羽川にはわからない、
勉強は誰もがやれば平等にできると本気で思ってる彼女には。
だから、それは言っても仕方がないこと。
どうしたらこの場面を嫌味にならず、
且つ羽川のその持論を掻い潜るような返答ができるだろうか……?

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  • このエントリーのカテゴリ : 雑記

Comment

お、続編きた
乙です

月火ちゃんと言えばアニメ最終話の制服姿がめちゃくちゃ可愛かった


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