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 八九寺真宵は小学生で僕の友達である。
とかなんとか言い出してみると、
僕と八九寺のパーソナルを比較、検証した後
大抵の人はなんかもう居た堪れない気分になるような
視線を僕にぶつけてくるだろうと思う。

 それに対して僕はこの国に戦争や紛争ような暴力がなく、
平和であるという対外的な名目に反する治安のよくない情勢を嘆くべきなのか
それとも自分自身の外見に対して嘆けばいいのかわからないところだが。
しかし、嘘は言ってないし偽ってもない。
真実を隠蔽したわけでも歪曲させた訳でもない。

 ただただそれは真実で現実で事実なのだ。
僕は八九寺真宵を道端で見かければ気軽に声をかけるし、
その逆だってよくあることで、
直接問うたことはないけれど僕達は確かに友達だった。


 今年の春休み、僕は人間じゃなくなって、
いまもその後遺症が残る人間もどきだし。
八九寺だって素直に普通の小学生とは言えない程に
色々と抱え込むことがあるけれど。

 それでも。
 それだからこそ。

 僕達の友情は普通よりも硬く、普遍よりも強く、普段よりも靭くあると
そう、信じていままで仲良くやってきたつもりだった。
普通じゃないからこそ、普通らしく。
だけれどそれは、永遠ではない。
陳腐でチープな言い回しだけれど、
しかし僕はそれをどこか忘却していて。

 だからこのお話は、端的に言ってしまえばただの喧嘩だ。
友達の大切さを忘れ、友情を当然と思い、
友愛を平然と扱い、そして仲違いしてしまった。
ただの盛大に軽快な、ちょっとだけ複雑な喧嘩。
そしてそこからの仲直りのお話。

 雨降って地固まる。
たったそれだけの、お話。
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